あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

ハードロック

  • 1960年代後半に現れたロック。中でもブリティッシュロックのスタイル。

    ブルースを基本にして大音量の演奏、低音域を強調した編曲、16分音符など細かい符割の多用といった特徴をもつ。
    このスタイルから生み出された様々な演奏はロックの基本形として受け継がれている。 電気楽器を含むほとんどのバンドは、ジャンルを問わずハードロックが生んだ演奏スタイルを利用している。

      もともとロックは黒人音楽への志向を強く持っていた。その中から、ギター中心のバンド構成で、黒人音楽が現した肉感的な表現力を更に追求する動きがおこる。 叫び声のようなギター奏法、バンドの全楽器でアクセントを極端に強調するアレンジなどが多用される。それは、白人による肉体的な音楽表現といえる。
    また、60年代にコンサートの規模は爆発的に大きくなり、数万人規模の大会場での演奏が興行的に成功するようになる。大音量による演奏を可能にする機器の開発も急速に進み、そのような新しい技術と巨大な会場が生んだ演奏スタイルでもある。
ハウス

  • ハウスとは1980年代にアメリカ合衆国で誕生した音楽ジャンルの一つ。

    シカゴのゲイ・ディスコ「ウェアハウス」が発祥とされている。80年代末〜90年代にかけて、ハウスの中心地はシカゴからイギリスに移ったが、イギリスでは様々な音楽との混合が試みられ、現在ではアレンジ上の一手法として世界的に普及している。ちなみに、 ハウスはヒップホップと併せてニュースクール・ミュージックと呼ばれる。
パブロック

  • パブロックは、1970年代〜1980年代にかけて主にイギリスを中心に一般的に認知されたロックの一形態。

    時代的にパンクロックが認知された時期と重なるため、シンプルな曲の構成や労働者階級を意識した作詞など少なからずその影響を受けている部分もあるが、元々はアメリカ南部をルーツとするブルース・カントリー・スワンプロックに触発されたミュージシャンによってその中核を形成されている。
    従って、イギリス特有のポップスにアメリカ南部の雑多な音楽性が融合された音楽性に特徴があると考えられている。
      また音楽的な観点ではなく、ロックマーケットがマスに移行する時代を背景に、キャパシティの小さなホール・クラブで少人数に対してライブを行うスタイルが親近感を呼んだため、対応するバンドを敢えて「パブロック」という総称で呼んだという側面もある。
パンク・ロック

  • パンク・ロックは、ロックの1ジャンルとして位置づけられる音楽の様式のひとつ。

    省略してパンクとも呼ばれる。1970年代、商業化され形骸化したロックへの反発から、ロンドンやニューヨークを中心に、世界中で一大ムーブメントを起こした。

     ロンドン・パンクの特徴としては、初期のロックンロールが持っていた攻撃的で反社会的な面や、スリー・コード中心の曲調、前衛的な歌詞などが挙げられる。ファッションにも影響を与え、破れたジーンズ、古Tシャツ、革ジャン、よれよれのジャケットなどが若者の間で流行した。
      1980年代後半よりパンク的なサウンドをより、メロディックに、スピーディーにさせたものが登場。そのサウンドはメロコア(メロディック・ハードコア)と呼ばれるようになる。
ヒップホップ

  • ヒップホップは1960年代後半から1970年代のニューヨークで、アフロ・アメリカンやヒスパニック系のコミュニティによって行われていたブロックパーティーから生まれた文化。または、ストリートダンスジャンルの一つ。

    現代では、そこから派生したサンプリングや打ち込みを中心としたバックトラックの上で、MCが韻を踏んでいく音楽形態を特に指すことが一般化している。
ファンク

  • ファンクはミーターズやジェームス・ブラウンおよび彼のバンドのメンバーが始祖とされている。

    1960年代末から1970年代初頭にはスライ・アンド・ファミリーストーンがファンクに白人にも受け入れられるようなロックの要素を取り入れ、70年代では、ジョージ・クリントンがP-FUNKとして活動し、ファンクを発展させた。
     1980年代になり、エレクトリックミュージックが市民権を得るのと入れ替わりに、ファンクの人気は衰退したように見えるが、ヒップホップアーティストがファンクのフレーズをサンプリングするなど、今年(2005年)においても、その影響は続いている。
フォークソング

  • 民謡のことで、これは英語のFOLK MUSICの元来の意味範囲である。 20世紀半ばに民謡の意味から派生したポピュラー音楽のジャンルの一つ。

    英語圏で民謡という意味でFOLK MUSICというと、英語圏の民謡に着目する傾向が強かったが、近年FOLK MUSICについて体系的に語られる際には、MUSICと結びつけないでFOLKという単独の単語のもつ意味を反映して全世界の民族的なもの全般を扱うことが増えている。この意味では19世紀にジャンルが確立して20世紀に発展したような比較的新しい民族的音楽も含む場合がある。
フォークロック

  • フォークロックは、1960年代半ば、米国に現れたロックのスタイル。フォークミュージックにロックのバンドスタイルを加味したもの。

    フォークミュージックは社会性の強い歌詞に特徴があったが、表現の幅をひろげ、聴衆への 伝達力を増すためロックの手法を大幅に導入した。
    当初、聴衆の側から「音楽的堕落」、「世俗への迎合」といった反発があったことから当時の フォークミュージックの位置付けがうかがえる。
フュージョン

  • フュージョンとは、ジャズとロックなどの融合音楽。

    1960年代の後半より、電気楽器やロック風な奏法を取り入れた、新しい演奏スタイルジャズ・ロック、クラシックや現代音楽の要素を取り入れたクロスオーバーを経て、アメリカなどでは1970年代終盤、日本でも同時期から1980年代に入ると、よりソフィストケイトされたポピュラーな曲想や演奏となった。これを、他のジャンルと融合した音楽としてフュージョンという新たなジャンルで呼ばれた。
    マイルス・デイヴィスのビッチェズ・ブリューがフュージョンの最初のアルバムとされている。現在ではよりポップ性を持たせ、大衆により聞きやすくなったスムーズジャズがアメリカのラジオ局を中心に人気になっている。

      アメリカのビルボードにおいてはフュージョンはコンテンポラリー・ジャズと分類されており、このコンテンポラリー(同世代の)の意味合いは、「現時点における音楽の手法を用いたもの」と考えた方がいいだろう。ここで混合されやすいのはモダン・ジャズで言われるモダン(現代の)とはビ・バップ以降のジャズを示す言葉であると考えた方がいいだろう。
      「16ビート」がその代名詞ともなっていき、後には、このジャズやロックなどがミックスされた音楽であるフュージョンの要素が、「8ビート」中心のロックなどにも、逆に取り込まれたりしてゆく。そのことからも、現在の視点から判断すると、単なるミックスされた音楽というよりも、前述した「新たな独立した音楽ジャンル」という表現の方が相応しい。
    また、売れる音楽ということで、ジャズミュージシャン側からこの音楽を演奏する状態も多かったが、日本でのブームの際には、多数のジャズ系ミュージシャン、それより少数派のロック系ミュージシャンの他、後に、独自のフュージョン系ミュージシャンも登場した。
    そのことからも、現在は、「伝統的なジャズの流れや進歩の系譜として扱うには、やや疑問」という見解と、逆にここから、現在のジャズの最先端ともいうべき、ポップ化への動きが盛んになったとの見方もあり、そういった「現在のコンテンポラリー・ジャズへ至る、あらゆる意味での大元である」との見解とに別れている。
ブラックミュージック

  • ブラックミュージックは黒人発祥の音楽の総称。黒人音楽とも。強いビート感・グルーヴ感を特徴とする。

    ゴスペル  ブルース  ジャズ  ソウル  R&B  ファンク  ラップ/ヒップホップ  など・・
プログレッシブ・ロック

  • プログレッシブ・ロックは1960年代後半にあらわれたロックのスタイルの一つ。

    ロックの表現方法が多様化してゆく流れの中、それまでのシングル用の曲作りから大幅に踏み出した製作姿勢をもつバンドを総称した呼び方。ロックというジャンルにとらわれることなく他ジャンルの影響を反映した前衛的または先進的・実験的な音楽。クラシック・JAZZなどその音楽のアプローチや演奏法に留まらず、精神までも取り込もうとしていた。

    また、ユーロロックとも呼ばれる。その理由はイタリア・フランス・オランダ・ドイツに有力なバンドが存在していたためである。「プログレッシブ」とは、本来、「先進的」「前衛的」というような意味。
    また昨今ではドリーム・シアター等を指してプログレッシブ・メタル等と呼ばれる。 プログレの定義付けについては非常に曖昧な由来・ネーミング故か、 古くから様々な議論が繰り返されて来てはいるが、未だに完全な答えが出ていないというのが現状である。
ブルース

  • ブルースは19世紀後半に米国南部で黒人音楽とカントリーが融合してできた音楽、またはその楽式。

    その派生としてシカゴブルース、ホワイトブルースなどがある。本来の発音はブルーズで、作為的にBLUEZと綴られる事もある。
    一般にブルー・ノート・スケールと呼ばれている音階を基本に、テンション・ノートを随所にちりばめて即興的に演奏される。 そして日々の幸せなことや憂鬱なこと(blue)を歌う。 当時のアメリカ南部の黒人たちにとってギターが最も手に入りやすく、伴奏楽器として使えるので多くのブルースはギターの伴奏によって歌われている。カントリーとゴスペルを主にした物が始まり。
ヘヴィメタル

  • ヘヴィメタルは音楽のジャンルの一つで、極端なロックを目指した先に行き着くジャンルと位置づけられる。1970年代に現れたロックのスタイルであり、ハードロックから派生した。 両者を並べてHM/HRと表現することもある。 ただし、ハードロックの一部というとらえ方もあり、その境界線は曖昧である。

    日本ではヘビメタという造語もあるが、これは蔑称・差別的な意味を含む場合があり、使用は好ましくない。 だが使われ出した当時と比べれば、蔑称としてのニュアンスはだいぶ薄れている。

     メタルという単語が示すように金属的・重量感のある音で演奏され、怒り、悲しみ、暗黒、破壊などが表現される。60年代の黒人ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスのコンサートを見たニューヨーク・タイムズの記者が、彼が出す音を今までに聞いたことの無い音の形容として「空から重金属(へヴィメタル)を落としたような音」として表現したのが語源とされている。
      歌唱、演奏ともにエネルギッシュで、聞き手に高揚感を与える。 音楽機材の進化と多様化に多大な影響を与えたと言われる。
      現在、かつてのアイアン・メイデンやガンズ・アンド・ローゼズに匹敵するような爆発力のある若手バンドは久しく現れていない。 一方で、多くの若いヘヴィメタルまたはそれに準ずるバンドがあらゆる国から輩出され、若い世代から支持を受けており、今後に期待が持たれる。
ボサノバ

  • ボサノバは、ブラジル音楽の様式のひとつである。1950年代後半に、リオ・デ・ジャネイロのコパガバーナやイパネマといった沿岸地区に住む、中産階級の学生やミュージシャンたちによって生み出された。

    ボサノバとはポルトガル語で「新しい感覚」、「新しい傾向」といった意味がある。
      サンバやショーロをはじめとするブラジルの伝統的な大衆音楽、特に「サンバ・カンサゥン」を基に、中産階級の若者たちの求めていた、心地よく洗練されたサウンド、新しい感覚のサンバとして成立した。様々な見方があるが、少なくとも、ボサノバはサンバの一種であると定義できるし、それまでのブラジル音楽の流れを変えた変革を意味する、とも言える。



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